骨切り術ってなんですか?

そもそも「骨切り」というのはどんな手術なのでしょうか。

そう、これ、このブログのテーマです。
この手術を受けようと決心した時、何度この質問を受けたでしょうか。
人工関節の認知度は高まり、膝の手術といえば…という位になりました。
でも「骨切り」はといえば、まだまだこれからという感じです。
ちなみに「こつきり」と読みます。

こんにちは。
骨切りのことをちゃんと伝えられるか心配なきりこです。
専門的なことは私には書けないので、「私の場合」で書きますね。

右膝が壊れたあの日から数十年後。
私の右膝は、やっぱりという感じで変形性膝関節症へと進行しました。
(変形性膝関節症のことは、みなさんご存知という前提ですすめます)

痛みと、歩きづらさをメインとしたとても快適とは言えない日々。
なおかつ生まれつきのX脚。
そこに事故で大きなダメージを負ったので、かなりのX脚となりました。
X脚がすすむにつれて、右膝はくの字に曲がって、とっても痛い。
思うように歩けない。

そして出会った「骨切り」です。
曲がった脚をまっすぐにすればいい!って感じでしょうか。
そう、「骨切り術」は、変形した脚をまっすぐにするというものです。
私のX脚を、しっかりとまっすぐに。

骨の一部を切ってまっすぐに矯正するので「骨切り」です。
こうやって書いてしまうと、理屈は単純明快ですね。
確か、膝の関節面を地面と平行にすると聞きました。
X脚のために、膝の外側だけに荷重が集中して痛かったものを
まっすぐにすることで荷重を分散させ、痛みを軽くする。

これが骨切り術です。

私の場合はX脚でしたが、
O脚に変形した場合も同じ理屈で矯正するそうです。

手術を決めるのに大きかったのは、「自分の膝が残せる」という点。
私の場合、術後半年で随分楽に歩けるようになりました。
すごくいい感じです。

もちろんデメリットもあります。

それはまた、のちのち書きたいと思います。