日別アーカイブ: 2016年5月27日

先生との出会いと、骨切り術の傷跡

こんにちは、きりこです。

最近、半袖を着て仕事をしています。
季節がどんどん移り変わっていきますね。
時間もあっという間で、足りないくらいです。

一年前の今頃は何をしていましたか?
膝のことで悩んでいた私も、一年の間に大きく変わりました。
一年って短いのか、長いのか。
本気になればかなりのことが出来そうな気がします。

来年の今頃はなにをしてるんだろう?
これからの一年もいろいろ本気でがんばろー。


さて、前回ご紹介した「関節鏡外科医のblog」
もうお気づきかもしれませんね。

私の膝をまっすぐにしてくれた先生、、、
このblogを書かれている
兵庫医科大学病院・整形外科の中山寛先生です。

blogに「メールでご相談ください」と書いてありました。
それを読んで迷いました。
石橋を叩いても渡らない、自他共に認める慎重派、ビビりの私、
ネット社会に疑心暗鬼、メールするなんてありえない。

でもその時は、勇気をふりしぼりました。
膝のこと切々と書いて、メール送信です。
すぐお返事をくださいました。

これが先生との出会いです。
よかった、勇気ふりしぼって。

何度かメールでやりとりをさせていただき、
とうとう診察をお願いすることになりました。

受けたい治療、「骨切り」ありきで病院に行く。
ここが、それまでとは大きく違うところでした。

X脚を矯正する「遠位大腿骨骨切り術」ですが、
この手術を行っている病院は、まだまだ本当に少ないです。
きりこの家から兵庫は、正直少し遠いです。
迷いもしましたが、まあ、同じ日本だし。

最終的には自分の判断ですが、背中を押してくれた言葉があります。

熱い志を抱いて起業された若き事業家お二人とご縁があり、
お話しする機会に恵まれた時のことです。
二人とも気持ちいいほどに前向きで、刺激大。

「私なら、悩むのであればまずは一歩を踏み出します。
骨切りを選択してもしなくても、一歩踏み出すことで
選択肢はしぼられ、前にすすめますからね」

「できるかできないかじゃなく、やるかやらないかです」

言葉の力は大きいです。
そのおかげ様です。
遠いということで飽きらめずに出かけられました。
お二人との出会いにも感謝したいです。



さて前回の「痛みのはなし」につづいて、今回はこのはなしを。

「手術の傷跡のこと」

兵庫医大バージョンです、、、



null赤い矢印

最初に関節鏡を使って関節軟骨、半月板の状態を確認するのですが、
その際に、膝の前の方に2か所、小さな切開を入れます。
大きさとしては、5mm程度。
関節内の状況により、さらに数個の小切開を加えることもあるそうです。

O脚、X脚のどちらでも
関節鏡を行った場合は、この赤い矢印部分の切開を行います。


null白い矢印

膝下の白い矢印ですが、高位脛骨骨切り術の傷跡です。
これは「Open Wedge HTO:脛骨の内側を開いて矯正」の場合ですね。

Closed Wedge HTO(脛骨の外側を短縮させて矯正)の場合は、
文字通り、脛骨の外側を切開するのだと思います。



null黄色い矢印

膝上の黄色の矢印。
これが遠位大腿骨骨切り術の傷跡です。
きりこのはこれです。

長い方の傷は、骨切りをするための切開。
私の傷はちょうど5㎝でした。

短い傷は、1㎝ちょっと。
傷口から血を抜くためのドレーン(管)を入れるための切開です。
ドレーンは術後1~2日で抜かれます。
抜くときは全然痛くありませんでした。


他の病院ではどんな感じなのでしょうか?
手術を検討される場合は、その点も聞いてみるといいですね。

きりこ的には、傷口の大きさより、膝の痛み解消が優先でした。
でも想像以上に小さく、キレイに縫っていただけて大満足です。


それにしても・・・
骨を固定するプレートがかなり大きいのに、この傷のサイズ、、、
一体どうやって骨を切ったり、プレート入れたんでしょう。

整形外科の手術のイメージですが、
トンカチとのこぎり、ハンマーやのみとかで、ゴンゴンガンガンギコギゴ。
大工さんのイメージですが、5㎝の切り口からあれやこれやするのって、
至難の業では?と想像します。

傷口が小さく、筋肉を切ることが少なければ、身体への負担は減ります。
その分、技術的には難しくなります。
負担が少ないだけではなく、安全な手術。
患者にとってはそれが何より大切、そうであってほしいと思います。



骨切りから人工関節に時代が変わったように、
この改良型骨切り術の価値が認められる時代が来る気がします。

身体にはやっぱりあるべきいい「位置」というか「バランス」があります。
それが崩れると、どこかに負担がかかる。
足を、膝を、生理的な形にすることが一番負担が少ない。

あるべき形から大きく変形してしまった足を、あるべき形にもどす。
骨切り術はとても理にかなった方法だと思うのです。



  きりこの傷跡
null

9か月弱経過した今、この写真より赤みは随分薄れてきています。
小さい方の傷はほとんどわからない位です。

膝の内側から膝下に続く傷が、うっすら見えますか?
交通事故にあったときに手術した、内側側副靭帯再建の傷です。
昔はこんなに大きな傷でした。

医学の進歩はすごいですね。
骨切りも進歩しています。
これが当たり前の世の中になる、そんな気がしてなりません。

だって、抜釘したら異物も残らない。
あるべき形にもどすだけなので。

デメリットを加味しても、考える価値があると思いませんか?

きりこ