日別アーカイブ: 2016年5月5日

まっすぐな膝の条件

前回は、きりこが手術を決意したところまででした。
その後すぐに骨切りの情報収集や病院探しを始めたのですが・・・
その時の感想です。

「情報が少ない」
「骨切りは過去の手術」

こんにちは きりこです。
ブログを始めて、ひと月半です。

骨切りの情報発信を始めたい。
情報不足も、きっかけのひとつになりました。
まさか自分が、、、人生って面白い。

さて今回は「正常な膝の条件」についてです。
骨切りが目指す「まっすぐな膝」とは?

病院の先生に伺ったお話し、手術説明書、いただいた資料などを通して私なりに学んだことを書いていきます。
医学的なことは書けません。
「なるほど、こんな感じね」くらいで受け止めてください。


骨切り術とは、O脚やX脚などの変形の原因を矯正する手術でしたね。
膝のバランスが正されると、片方の関節軟骨に偏っていた負荷が減り、痛みが緩和されるというものです。

では、どんな膝に矯正するのか?
先生に伺ったところでは、これが正常な膝の条件のようです。

➀ 股関節の大腿骨頭と、足関節中央とを結んだ線が膝のほぼ真ん中を通る
➁ 膝関節面が地面に対して平行


➀は、こんな感じでとらえて下さい。

これは立った状態で体重をかけ、足全体を撮影したレントゲンです。

<立位レントゲン 正常な膝>
null


赤い線。
これが股関節の大腿骨頭と、足関節中央とを結んだ線です。
体重のかかる線であり、荷重線といいます。
この線がどこを通るかにより変形の状態や、程度を知ることができます。

正常な膝であれば、荷重線は膝のほぼ中央を通ります。
膝の内側を通ればO脚、膝の外側を通ればX脚です。

いろいろな角度から変形や痛みの原因を探り、骨切りの適応となれば
個々にあった骨切り術を選択し、正常な膝へと矯正します。

骨切りの種類はひとつではありません。
高位脛骨骨切り術、遠位大腿骨骨切り術、double osteotomy などなど

ざっくりとですが、イメージが伝わったでしょうか。
骨切りの種類については、また次回。

それにしても、このレントゲン写真の脚、まっすぐですね。
美しいなー。