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膝の痛みは我慢してね

こんにちは、きりこです。
医療も出会い。
そう思います。

膝のことで悩みが大きくなって、
このままじゃいけないと思い始めてから、
「この先生なら!」と思える出会いまでの日々…
こうして振り返ってみるといろいろありました。

A病院・・・

「変形性膝関節症ですね。
ここまで変形がすすんだら、人工関節を考えた方がいいと思います」

「ただ、人工関節は、まだ年齢的にできません。
今できること?
そうですね。あと10年か20年我慢してください」

この時私は、50代になった頃。
人工関節手術の適応ですが、一般的には70代位からだそうです。

つまり、人工関節の手術を受けるにはまだ若い。
今やると、寿命が来る前に人工関節の寿命(15年~20年)がきて、
再置換をしなければならなくなる可能性が高い。
我慢して、手術に丁度いいくらいの年齢になるまで待ちましょう。

みたいな感じでしょうか。

・・・

手術ができないことにがっかりしたわけではなく、
むしろ手術など考えてはいなかったのですが、
ただ我慢してねと言われ、とても複雑でした。

先生になんて伝えたらいいんだろう。
言葉を探しているうちに、「お大事に」と言われ退室。

初診で終了となりました。
長い待ち時間と安くはない診療費。
残ったのは不信感と、疑問。

変形性膝関節症は命に関わる病気ではなく、
また、手術しなくてはならない病気でもありません。
でも、人生の質から考えれば、膝の健康はとても重要です。
寿命が長くなった分、足も健康でなければね。

膝の関節の形、レントゲンだけを診るのではなく、
嘘でもいいから、痛みに共感してくれたら、
くやし泣きまでしなかっただろーなと思います。
「きりこさん、膝が痛くてつらいですねー」とか
何でもよかったんです。

そう、あの日は会計を待ちながら、不意に泣けてきて。
鼻水止まらないし。

もちろんすべての病院がそうではないし、ひとつの形。

退室の際、これだけはと思って
「今日のレントゲンのデータをください」とお願いしました。

データを貰ったし、次につなげればいいやと
強がりながら、鼻水すすりながら帰宅しました。

同じことも見る角度を変えれば違って見える。
人生に無駄なことはないっていうし。
ポジティブシンキング

つづく